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特別顧問・伊藤弥寿彦氏による新刊のご案内

  • 執筆者の写真: 小さな一歩
    小さな一歩
  • 6月12日
  • 読了時間: 2分

『古事記の博物図鑑』~神話 × 自然 × 科学~

2025年5月 世界文化社より刊行


 このたび、当法人の特別顧問である伊藤弥寿彦氏が、新刊『古事記の博物図鑑』(世界文化社)を出版されました。

 本書は、私たち日本人にとって大切な古典『古事記』の世界に登場する「もの」(動植物・鉱物・昆虫など)を、科学的かつ自然観察的な視点から解き明かす全464ページ・フルカラーの大作図鑑です。


神話と自然を「博物学」で結ぶ一冊

 『古事記の博物図鑑』は、クラゲ、カイコ、勾玉、ヤマタノオロチ、長鳴鳥、赤玉石など、神話に登場する数々の存在に焦点を当て、それらがどのような実在の「もの」と関係しているのかを探るユニークな試みです。特別顧問の伊藤氏は、この一冊のために6年をかけて日本各地をフィールドワーク。約1,000点におよぶ写真をすべてご自身で撮影され、文献研究と現地観察を融合させた“博物学的視点”から、神話の背後にある自然の真相に迫った書籍です。

 本書は、単なる神話解説でも、単なる図鑑でもなく、「神話×自然×科学」という新たな視点で、日本文化の原点ともいえる『古事記』の世界を読み直すことができる、“読む自然探訪”とでも呼ぶべき一冊となっています。


過去の代表作とつながる視点

 伊藤氏はこれまでも、自然と文化の接点を深く見つめる作品を数多く発表されてきました。

 → 昆虫の生態を迫力ある写真と動画で紹介し、子どもから大人まで高い人気を誇る図鑑シリーズ。

生命の森 明治神宮』(講談社・2015年)

 → 明治神宮鎮座100年を記念して行われた大規模な生態調査に基づき、都心に広がる神域の豊かな自然を美しい写真と科学的考察で記録。


これらの著作に共通するのは「現場に足を運び、自ら観察し、写真で記録する」というスタイルであり、今回出版された『古事記の博物図鑑』は、まさにそれらの集大成とも言える作品です。


おわりに

 伊藤弥寿彦特別顧問の新刊『古事記の博物図鑑』は、神話や歴史、自然科学に関心をお持ちの方にとっても、非常に貴重な読み物となっています。

 当法人は、災害救援活動を通じて「自然との共存や命、文化の復興・再建」などに取り組んでいることから、伊藤様の視点との共通性を感じるところであります。これらのことに関心を持つ多くの皆さまにぜひご一読いただきたいと願っております。



【 書籍情報 】

書名:『古事記の博物図鑑』

著者:伊藤 弥寿彦

出版社:世界文化社

発売日:2025年5月23日

仕様:A5判/464ページ/フルカラー

購入ページ:https://amzn.asia/d/drfFD4e






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