5/4 大船渡山林火災支援「岩手県大船渡市災害VCでの復旧支援活動」
- 小さな一歩
- 4 日前
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今回は、令和7年2月26日に発生した「岩手県大船渡市での大規模な山林火災」の救援活動として、大船渡市社会福祉協議会が運営する災害ボランティアセンター様を通じて、復旧支援活動を実施いたしました。大船渡では4月7日に鎮火が宣言されたものの、焼失面積は2900haのものぼり、平成以降日本最大規模の山林火災となってしまって地域です。大船渡の山林火災への支援では、全国で2000人もの方がボランティア登録をしているそうですが、5/4は28名のボランティアと社協職員、地元の方、専門ボランティア、他団体などがチームとなり、当日の活動を実施しました。

【活動地域・当日の天候】
今回は、山林火災により樹木が大きな被害をうけたことにより、大雨などの際に木の根が土を固定できなくなったり、雨水が地下に浸透せず、表面を流れてしまうことによる土石流などのリスクが懸念される地域(田浜地区)において、燃えてしまった樹木の撤去・搬出作業を担わせていただきました。田浜地区では山林のほか、民家も7軒焼失する被害が出たとのことでした。当日の朝8時くらいまでは雨が降っておりましたが、徐々に天候も回復し、活動中は清々しい日となりました。
【活動内容】
朝は、災害ボランティアセンターセンター職員によるオリエンテーションとラジオ体操をし、その後5グループに分かれて現場に向かいました。現場はまだ火災の跡が生々しく残り、焼けた匂いも残っているような状況でした。活動場所は火災のために、木や植物がかれてしまい、地表がむき出しになっていることから、非常に崩れやすくなっており、安全を確保するために、活動中は常に見張り役を置いて作業を行いました。当日だけではニーズの解消ができなかったため、翌日も継続活動となりました。
昼食は大船渡青年会議所の方々が中心となって炊き出しも実施して下さり、全国からかけつけたボランティアや現地の方々との交流の場にもなりました。どうもありがとうございました。


【今後について】
大船渡での救援活動は、山林火災という特殊性から、林業に関わる人など、専門集団による活動が求められている状況でした。現地の方のお話では、5/4・5/5の活動にて、全国規模でのボランティア募集は一旦終了の見通しとのことでしたが、今後も状況が変わり、救援の依頼がある場合には、随時活動していく方針です。様々な面で当法人の活動をご支援くださっている全国の皆さま・活動にご協力下さっている皆さまに改めて御礼申し上げます。
福島和彦
◆掲載している写真は個人情報に留意し、名札の氏名をぼかすなどの対応をしております。
◆これまでの活動年表 ⇒ こちらから
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