4/26 能登半島地震支援「富山県高岡市災害VCでの復旧支援活動」
- 小さな一歩
- 4月28日
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令和7年度の第1回救援活動は、3月に引き続き能登半島地震の被災地である「富山県高岡市」において、高岡市災害ボランティアセンター様を通じた活動に従事させていただきました。先月の活動時は雪がちらつくような寒さでしたが、今回は最高気温も19度まであがり、気候に恵まれた中での活動でした。
高岡市は全体的には地震による大きな爪痕は少ない印象ですが、活動でお宅に入らせていただくと、家全体がゆがんでドアが全く開かなかったり、壁に大きな亀裂が生じて損壊のリスクを抱えていたりするなど、深刻な被害を受けているお宅がまだまだ残っているようでした。
今回は、全国から22名のボランティアが救援活動のために駆けつけており、2チームに分かれて活動しました。我々のチームは、公費解体の期日が迫る家屋における、家財の仕分けと排出の作業に従事し、2tロングのトラック1台、軽トラック2台を活用して、廃棄する大型家具や不用品を、金属やプラスチック・燃えるものなどに仕分けしながらトラックに積み込み、災害廃棄物の処分場まで運搬いたしました。家主さまはご高齢になっており、震災以降、大量の家財道具に手が付けられずにいたとのことでしたが、公費解体を申請し、決意がついたとのことでした。仕分けをする中では、思い出の写真なども多数出てきましたが、その都度、家主様に処分するかどうか確認し、家主様に寄り添った形で活動させていただきました。午前・午後の活動を通じて、大きなお宅の中の家財道具一式を全て片付けることができ、家主様からも大変感謝されました。
ボランティアセンター様のお話では、高岡市においては、公費解体の申し込み自体はすでに終了していますが、既に申請されている件数についての対応だけでも年内くらいまではかかってしまうのではないかとのことでした。報道こそ少なくなってきているものの、今なお先の見えない状況が続いていることを改めて感じました。
今後も被災された方々の厳しい状況に寄り添い、復旧復興の後押しをさせていただくことで、生活再建に貢献してゆけたらと思っております。様々な面でご支援いただいている皆さまに、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

◆掲載している写真は個人情報に留意し、名札の氏名をぼかすなどの対応をしております。
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