【はじめに】
今回は、当法人の事業に様々な面でご協力いただいております、飯能ケアセンター楠苑の「石楠花の会」の皆さまの活躍をご紹介させていただきます。石楠花の会は、令和元年に結成されたボランティアグループで、「ウェルビーイング(心も体も社会的に満たされた状態で実感としての幸せ、心の豊かさを表す言葉)」をキーワードとして、ご利用者の方々の生活・人生に寄り添った活動を展開しているグループです。当法人の顧問である、滝谷淳子氏が参画しており、この度、宮城県の仙台国際センターで開催された全国介護老人保健施設大会で、取り組みの成果を発表されました。
石楠花の会の代表は、飯能ケアセンター楠苑の事務長である齋藤八重子様。お電話にて何度かお話しさせていただきましたが、バイタリティと実行力、深いやさしさに溢れており、私自身が目標にさせていただきたい方のお一人です。施設周辺の私の知人は、皆くちを揃えて「齋藤様は本当に素晴らしいお方」と言われており、地域の方々にとって身近な存在として、長年一緒に歩んでこられたこと、地域の皆さまから信頼され深く愛されている存在であることを感じます。
【全国介護老人保健施設大会での実践発表】
石楠花の会の皆さまは、今回の仙台での全国介護老人保健施設大会での実践発表に加えて、昨年9月には、兵庫県神戸市での第33回全国介護老人保健施設大会においても、実践報告を行っており、日々の取り組みを全国に発信しております。
今回の演題は「真に頼られるボランティアを目指して」、副題は「ご利用者様のウェルビーイングへの寄り添い」とし、石楠花の会の発足の経緯や、コロナ禍の4年間における『今しかない』の発行・配布の現状、タブロイド版の『石楠花だより』の発行、活動全般の成果、今後計画している新たな地域公益活動の取り組みの見通し、施設と地域が密接に連携し互いに共存できる社会の実現に向けた取り組みなどについて発表されました。「石楠花の会」の皆様の継続的な取り組みを通じて、ご利用者様やそのご家族、地域の方々、職員、関係者の皆さまを含むすべての人々が、充実感や喜び、繋がりによる安心感などの幸福感を実感し、その“輪”が花を咲かせながら広がり続けていることを感じます。
全国での実践発表を通じて、石楠花の会の皆様の取り組みや価値観が、より広い社会の価値観として一般化し、現代日本をつくってきてくれた先輩たちが、充実感や生きてきた実感、次世代の役に立ちつづけられる喜びを感じられるような社会へと繋がっていくことを願ってやみません。ご利用者の方・職員・ご関係者の皆さまの健康と笑顔を中心として、飯能ケアセンター楠苑・石楠花の会の取り組みが一層発展していくことをお祈り申し上げます。
【最新版『今しかない(第8号)』が発行されました】
今回の副題は「青春の思い出」です。手書きの文字と、ほっこりと温かく親しみのある挿絵が印象的で、心に響く皆さまの青春の数々が、情景とともに思い浮かんでくるようで、今回もとっても素敵な仕上がりとなっています。
いつもどうもありがとうございます。
宮園より
Comentarios