能登半島地震の復旧支援活動として、石川県災害対策ボランティア本部様を通じて、「志賀町災害ボランティアセンター」にて活動を実施させていただきました。当日の志賀町は晴れ、日中の最高気温は13℃と、爽やかな天候のもとで、埼玉県在住の福祉系の有資格者3名(男性2、女性1)のチームにて活動を実施させていただきました。
【活動概要】
朝ボランティアセンターにおいてオリエンテーションを実施したあと、我々チーム員及び石川県内から参加していた男性3名を含む6名のチームで、特に甚大な被害が発生した志賀町北部の「富来地区」において、活動を行わせていただきました。地震の影響により道路が片側通行だったり大きな段差があったりしており、被害の大きさを感じました。
主な活動内容は、塀や物置が倒壊してしまったお宅での、斜面などのコンクリート片の解体と軽トラックでの運搬でした。コンクリート片は、縦2m・横4m・厚さ10cm・20mmの鉄筋が入ったコンクリート構造のものでした。家主様も一緒に活動に参加され、鑿岩機(電気ドリル) と両口ハンマーで解体し、鉄筋部分は、サンダー(電動カッター)にて切断してなんとか解体を終了することができました。解体及び回収した瓦礫類は、軽トラックに積載して自治体指定の集積所へ5回にわたって搬出しました。専門性を必要とする作業で、危険を伴いかなりの重作業ではありましたが、メンバー6名で協力しあい、無事に終了することができました。
ボランティアセンターでは、昨年度の水害支援活動でご一緒させていただいた、ボランティア団体の方々ともお会いすることができ、今後の減災や自分たちのエリアでの発災時を想定すると、広域的な繋がりや連携が大切であることを感じた瞬間でした。
遠方での活動に、ご参加いただいた柳内光枝様、会田浩司様、職員派遣でご協力いただいたサンタの森様、ご協力誠にありがとうございました。
様々な面でご支援いただいている全国の皆様にも、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
福島和彦
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