先週に引き続き、能登半島地震の復旧支援活動として、石川県災害対策ボランティア本部様を通じて「志賀町災害ボランティアセンター」にて活動を実施させていただきました。天候にも恵まれ、桜が見頃を迎えるなか、東京・埼玉から集まった8名のメンバーで被災されたお宅の復旧のお手伝いをさせていただきました。
【活動場所の状況】
今回は、全国から非常に多くのボランティアが志賀町の災害ボランティアセンターに来ており、我々は志賀町の内陸部で、家屋が損壊した2階建てのお宅の復旧のお手伝いをさせていただきました。こちらのお宅では、地震により建物の内外に大きなヒビが入ってしまった上に、タンスや収納棚などが倒れ、現時点でも2階部分にはあがることができていないということでした。また、屋根も瓦などが被害を受けているものの、屋根の修理業者は1年待ちの状況とのことで、雨水などによる建物の更なる損傷を強く懸念しておられました。また近隣では、建物の一階部分が完全につぶれてしまったお宅も複数あり、被害の甚大さを実感致しました。
【活動内容】
今回は、被害にあわれたお宅の、災害ゴミや壊れた家具・家電の搬出、倒壊した垣根の撤去と搬出などに従事させていただき、メンバー8名のチームワークで、迅速かつ効率的に作業を行うことができました。災害ゴミは、軽ダンプと軽トラックを使用して7回にわたり、災害ゴミの集積場に運搬し、すべてのニーズを解消し、無事に任務を完了することができました。ご依頼主様からは「家のヒビがひどかったり、業者さんにもなかなか来てもらえなくて、どこから手をつけたら良いかわからず、復旧に向けた取り組みはできずに困っていましたが、片付けたいと思っていたものが、今回で全てきれいに片付き、本当に感謝しております。これから新たなスタートを切り、頑張っていこうという気持ちになれました。本当にありがとうございました。」とのお言葉をいただきました。
【最後に】
今回の活動では、昨年度に当法人で実施した水害支援の際に知り合った、松島健太様にもご参加いただくことができました。また、各地での災害ボランティアにご参加いただいている田村彰弘様・中路広輝様・中路吏輝様のほか、当法人の葵雋卿・福島和彦・渡部和史・宮園崇弘が参加し、被災された方の生活再建に向けた取り組みを、前に進めることができました。車両をお貸しいただいたり、本活動をバックアップしてくださった葛飾福祉館の大高幹様、大高雅子様にもこの場をお借りして御礼申し上げます。
今後も、被災された方を孤独のなかに取り残すことなく、復興に向けた一歩を、一人でも多くの方と一緒に踏み出すことができればと考えております。皆さま、変わらぬご支援を何卒よろしくお願いいたします。
遠方での活動にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!!
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