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  • 執筆者の写真一歩 小さな

10/20-21【西日本豪雨支援】「第2回 ミニボラバスツアーin岡山県倉敷市」

 今回は、7月に発生した西日本豪雨災害で、大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町にて被災されたご自宅の清掃のお手伝いをさせていただきました。東京都及び埼玉県より、ワゴン車1台で男手5名(1名キャンセル)での活動。参加したメンバーは、いずれも社会福祉士・認知症対応通所介護の管理者・介護士・保育士等で、日頃は社会福祉事業に従事しているメンバーです。

【活動場所について】

 今回活動させていただいた「吉備真備地区」は、7月豪雨災害の影響により、7月6日深夜から7日朝にかけ、高梁川の支流である小田川等で複数の場所で決壊し、約4600戸が浸水、51人の死者がでてしまった地域です。①浸水が非常に広範囲に渡ってしまったこと ②高齢者世帯の増加 ③夏の酷暑による活動時間の制限 ④度重なる全国各地での自然災害発生などの諸要因により、今なお支援の手を必要としている地域です。

【活動概要】

 倉敷市災害ボランティアセンターを通じて、吉備真備地区において、水害により浸水した家屋の片付けのお手伝いをさせていただきました。お手伝いをさせていただいたお宅は、7月の被災当日には、河川の氾濫により水が4mもの高さまで押し寄せ、ご自宅の2階ベランダの柵によじ登り、かろうじて顔が水の外にでている状態だったそうです。その状態が約6時間続いたとのお話を伺うことができました。

 これまで、リフォームに向けボランティアが2回ほど入り、床板や壁の取り除きは既に終わっておりましたが、ドアや窓の隙間等の細かな砂がまだまだ多く残っており、生活再建に向けた最終工程でもある、細かな部分の清掃作業が我々に課せられた任務でした。目にわかりやすい、重作業ばかりだけでなく、こうした地道な作業も生活再建には欠かすことができないことを改めて感じました。

【最後に】

 水害発生からの3カ月間、吉備真備地区には、多くの支援ボランティアが入り、瓦礫等は概ね片付けられている状況でした。しかしながら、今回活動をさせていただいたお宅をはじめ、浸水地域の多くのお宅では、細かな部分の掃除等までは完了できておらず、生活再建には、まだまだ支援の手が必要な状況でした。

 今後も災害など、社会の抱える課題に向き合い、「地域や世代をこえた繋がりや支え合いのある社会」を目指し、活動を継続して参ります。

 お忙しい中、活動に参加していただいた、高荷一良様・渡部和史様・会田浩司様・北村拓也様・福島和彦様、誠にありがとうございました。また、当法人の活動をバックアップして下さっている、多くの団体・企業・個人の皆さまにも、改めてお礼申し上げます。


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