◼ はじめに
今回は熊本地震の支援活動で協力していただいた、九州国際大学付属高校の皆さんのお力を再びお借りし、西日本豪雨により被害を受けた広島県呉市において復興支援活動を行いました。お盆渋滞により往路は18時間ほどかかってしまい、活動時間が若干変更になりましたが、懸念されていた熱中症等の発症もなく、無事に活動を終了することができました。
宿泊は東日本大震災の復興支援活動でご一緒させていただいた、高橋道央様が住職をつとめる、広島県庄原市の萬福寺様に泊めさせていただきました。庄原市も西日本豪雨により被害が出た地域であり、住職から豪雨当時の状況を直接お聞きすることができました。
これまでの東日本大震災や熊本地震での繋がりが活かされ、法人の目的である、『繋がりや支えあいの社会』が具体的にイメージできる活動を実施できたように感じます。
また支援金や支援物資、募金箱の製作など、今回も大変多くの方々にご支援・ご協力をいただき、改めて感謝申し上げます。皆様からのご協力あっての活動であり、これからも温かいご支援に感謝し、微力ながら復興に向けたお手伝いをさせていただけたらと思います。
◼ 日程
平成30年8月10日(金)午後発~8/12(日)深夜帰着まで ※関東メンバー
◼ 活動参加者
・17名
⇒福島和彦 渡部和史 中路広輝 長沼孝昌 西村和浩 高校生11名 宮園崇弘
◼ 活動先
・呉市災害ボランティアセンター 天応サテライト
・落走保育園 (呉市内)
◼ 活動概要
1. 広島県呉市天応地区での泥かき
呉市災害ボランティアセンターを通じて、土砂くずれ等の甚大な被害が発生した、天応地区大西エリアにおいて、土砂が流れ込んだ家屋の、『泥かき』をさせていただきました。17名全員で、土砂を土のう袋につめて、集積場所まで運び出す作業です。土のう袋は重さが25kgほどあるため、運搬は体力勝負!九州国際大学付属高校の学生さん、先生方、専門学校生も奮闘してくださり、活動をさせていただいたお宅の方から大変喜んでいただきました。
活動時は気温も高かったため、15分おきに休憩をとり、冷やしたウェットタオルや、スポーツドリンク、梅干し、塩飴、コールドスプレー等を活用することで、熱中症もなく活動を終えることができました。
2. 落走保育園への支援物資提供(お昼寝コット)
水害発生後、周辺での土砂くずれや断水などの影響で、数日間休園していた、呉市内の落走保育園に『お昼寝コット』の支援物資を提供させていただきました。乳児用10台、幼児用18台の、計28台のコットは、こひつじ保育園の園長渡部和史氏が調整のうえご提供いただきました。
コットは出発前日に3名で組み立てを行い、泥かき終了後に保育園に運搬、高校生や専門学校生が搬入作業を担いました。搬入後は、保育園で園長先生や前園長先生から水害発生時のお話等をお聞かせいただいたほか、4テーブルほどに分かれて懇談を行い、最後には高校生が活動の感想を発表しました。
また特別顧問の札場様の調整により、飯能日高テレビの代表取締役 和泉由起夫様から、ポケットティッシュやキャラクターシール、うちわなどの支援物資をいただき、保育園にお届けさせていただきました。休日にも関わらずご対応いただきました上野園長、役職員の皆様に改めて感謝申し上げます。