西日本豪雨災害を受け、当法人では、主に愛媛・岡山・広島の3県における、被害状況の収集につとめて参りました。今後の支援活動の具体的な方向性を決定していくにあたり、より詳細な情報を得るため、愛媛県大洲市に先見隊を派遣いたしました。現地では大洲市内全域の視察、災害ボランティアセンターが設置されている大洲市社会福祉協議会でのヒアリング、保育所など福祉施設の被害状況の確認を行いました。
◼視察報告
大洲市では、大規模な河川の氾濫が発生したほか、51か所で土砂くずれが発生、死者4名、床上浸水 2,281棟、床下浸水 801棟という甚大な被害が発生したとのことです。
また土砂くずれ等により、4か所、51世帯が一時孤立状態になりました。
当法人が支援の主な対象としている、高齢者の施設や保育所、障害者の施設などについては浸水被害がでたところはあるものの、ライフラインも概ね復旧したため、現時点では外部から緊急的な支援を必要とする状況ではないとのことでした。社会福祉協議会の広域連携の中で入ってくる情報では、やはり広島県の土砂災害が深刻であり、緊急的な支援や泥かきなどのボランティアが全く足りていない状況とのことでした。(大洲市社会福祉協議会より)
現在、被災した方々の住まい確保のための応急仮設住宅の準備を急いでおり、 8月中に60戸を開設する方向で進めているとのことです。
今回のヒアリングをうけ、今後の活動につきましては、広島県での活動を視野にいれ、現地の被害状況や直近のニーズを改めて確認する方向です。
以上