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  • 執筆者の写真一歩 小さな

3/11-12「東日本大震災復興支援活動」 ~行方不明者の一斉捜索・3.11の集い~

■「行方不明者の一斉捜索活動」

東日本大震災発生から6年。甚大な被害が発生し、今なお多くの方が行方不明となってしまっている気仙沼市で、気仙沼復興協会様主催の「行方不明者の一斉捜索活動」に参加させていただきました。活動の実施場所は、美しい景観の広がる岩井崎海岸からほど近い気仙沼市波路上地区の明戸海岸。時おり雪がちらつくような寒さの中、ボランティア183名のほか、気仙沼警察署、海上保安署、多賀城自衛隊など総勢230名程で捜索し、手がかりとなりうるお骨を21本、名前のわかる物3つ見つけることが出来ました。地震発生の14時46分には全員で海へ向き、メンバーとともに、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表して黙祷を捧げました。

今回は東日本大震災の支援活動で以前ご一緒したことがある、復興支援入間まごころの会との共催というで、代表の栗原マロン正明様・柳内三枝様・岡野由美子様、デイサービスセンターサンタの森から会田浩司様、当法人から福島和彦、宮園崇弘が参加しました。

今年3か月の間に遺骨のDNA鑑定で3名の方がご家族のもとに帰ることができたそうです。報道される機会の減少とともに、ボランティア活動参加者も徐々に減少してきておりますが、現地では、今なお2000人以上の方が行方不明となっているのが現状です。

■「まだまだ皆さまの力が必要です!」

行方不明の方々のご家族の心の傷は、たとえ6年という月日が経過しようとも、震災当時のまま決して癒えるものではありません。心の整理がつかない中、新たな生活に向けた一歩を踏み出すことも、大変困難であると思います。どのような形でも構いません。皆さまお一人おひとりのお力がまだまだ必要です。今後も捜索活動など地道な活動を継続し、一人でも多くの方がご家族のもとにかえり、時間では解決できない心の傷が少しでも和らぐことができればと思っております。皆さまのご支援・ご協力をどうかお願い致します。

■震災から6年、当時のことを語り合う「3.11同窓会」

 当法人が任意団体だった震災当初、気仙沼でのボランティア活動の際に訪問させていただいた気仙沼市八日町の曹洞宗 金補山 青龍寺。被災した地域住民のために長期にわたりお寺を開放し、避難している人だけでなく自宅で生活している方々にも食料配布やイベントに声をかけるなど、宗派をこえ、檀家である無しに関わらず、住民に寄り添った取り組みをしてきておられます。こちらで毎年3月11日に行われている集い「3.11同窓会」にメンバーとともに参加させていただきました。子どもからお歳を召された方まで、幅広い年齢層の方が集まり、久しぶりの再会を喜びながら当時のお話しや、これまでの復旧の過程のお話など4時間にわたる語りあいの場となりました。

住職の工藤霊龍様そして奥様の日頃からの地域への細やかな配慮、地域に開かれた運営により、地域から愛され、頼られるお寺さんであることを改めて感じました。

■南三陸町の仮設商店街「さんさん商店街」が装い新たにオープン!

2017年3月3日、「南三陸志津川さんさん商店街」が開業しました。これまで多くの方でにぎわった仮設商店街を、常設の商店街として装い新たにオープンしたもので、我々が訪れた日も多くの観光客で賑わっていました。世界3大漁場とも言われる三陸の豊かな恵みが並び、新鮮な魚介類や海産物、飲食店、雑貨屋さんなどが軒を連ねています。みなさま是非足をお運びいただき、復興を後押ししていただけたらと思います!

活動実施にあたり様々な面でご支援いただいております協力者の皆さま、今回活動に参加して下さった皆さま、現地でご協力いただいた青龍寺様、八日町地域の皆さま、気仙沼復興協会様、ゲストハウス架け橋様、サンタの森入間の皆さま・佐久間様、みなさまどうもありがとうございました。また職員を派遣し、車両もお貸しいただきました、デイサービスセンターサンタの森施設長の河西弘之様、スタッフを派遣して下さったサンタヴィレッジ様どうもありがとうございました。


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