熊本地震復旧復興支援。東京の医療ソーシャルワーカーの小谷野悠介氏が率いる、サックスカルテット「Kind of Blue」と、熊本県の大津北中学校吹奏楽部の学生さんとのコラボ企画。熊本地震では報道こそあまりされないものの、市内で多数の被害が発生した大津地域。熊本地震に限らず災害復旧活動において、中学生・高校生・大学生などの学生が果たしてきた役割は大変大きいものとなっています。今回は病院や福祉施設などの福祉関係者がコーディネートし、世代をこえたつながりの構築や、連携の基盤をつくることを目的に、大津北中学校の皆さまのご理解をいただき、吹奏楽部の中学生とコラボさせていただきました。
「Kind of Blue」のメンバーの迫力ある4重奏を聞いて、中学生が社会人になっても結婚しても、好きな音楽を続けながら社会に貢献する活動を実際にしている姿を肌身に感じながら、学生がいつか社会にでてからも、楽しみながら好きな活動を続けられることの素晴らしさを共有できたように思います。今回の活動をひとつのきっかけとして、今後の継続的な繋がりへと繋ぐこと、医療ソーシャルワーカーやソーシャルワーカー、その他福祉の専門資格保持者がニーズへの対応やネットワーキングの視点で活動を行うことで、敷居の低い音楽などの活動を切り口としながらも、ニーズや被災エリアの方々の声を集約できる取り組みを行っていけたらと考えております。
活動の実施にあたっては、中学校の先生や保護者会関係者の皆さまのほか、夏休みの保育士派遣事業の派遣先である、NPO子どもサポートみんなのおうちの江口理事長や秋岡様の全面的なご協力の上で実現いたしました。また演奏を通じて熊本と関東との架け橋をつくってくれた「Kind of Blue」の皆さま、助成事業でご支援いただいております、日本財団様、本当にどうもありがとうございました。