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執筆者の写真一歩 小さな

8/28-29 熊本地震支援活動:益城町の福祉施設での支援活動 ~九州国際大学付属高校との連携【日本財団助成事業】

【日本財団助成事業】

東日本大震災・今回の熊本地震においても、復旧活動において高校生ボランティアの活躍が大変大きな力となってきたことを踏まえ、今回は今後の継続的な支援に向けた繋がり構築を視野に、同じ九州地区の九州国際大学付属高校と連携した活動を展開させていただきました。九州国際大学付属高校からは書道部の学生6名と、書道部顧問の長沼龍雲先生が引率して参加してくれ、コーディネーターとしてこれまで継続的に熊本で支援活動に入っている社会福祉士の宮園崇弘氏、福島和彦氏が参加しました。長沼龍雲先生は日展で何度も入選を果たしている書道家の方です。

●書道パフォーマンス

床に8m×2mほどの大きな下敷を敷いて、利用者さんの前で大きな紙に想いを込めて仕上げてくれました。作品の文字は、『共存共栄』 『ほんの少しの優しさがたくさんの人に愛を与える』 『気づけばいつか見える明日 どんな一歩も無駄にはならない 大切な今 日々の中でただ胸張って「歩み」続けよう がんばろう熊本!』の3点。初めて被災地域を訪れる書道部員の学生が、施設の方々のためにどんな文字にしようか皆で一生懸命考えてくれました。作品が仕上がると利用者さんからとても大きな拍手が起こり、とても一体感の感じられる企画でした。作品は現在デイサービスくららの活動室に掲示して下さっています。

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●書道文化交流

益城町の高齢者の方と書道部の高校生による、利用者さん参加型の「書」を通じた文化交流を行いました。床に敷かれた大きな書道の下敷の上に利用者さんが座り、高校生と交流しながら思い思いの言葉を筆で表現しました。利用者さんの達筆さに、書道部員の学生さんからは大きな拍手がわき、学生さんと利用者さんが握手をしたり、お互いに挨拶をするなど、とても温かい雰囲気の交流の機会となりました。また締めくくりは長沼龍雲先生による「絆」の字、流石の筆さばきでみなさん目が釘付けになっていました。

介護度が比較的重度の利用者さんも本企画で一緒に筆をとって参加できた背景には、現地施設の統括部長三浦節子様の利用者さん個々の状態像を把握した活動参加へのお声がけ、丁寧な介助があったからこそ実現できており、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

●夏祭り支援

熊本地震の影響で施設の方々も実施をするか悩んだという夏祭り。今回は書道部の高校生6名と8/25から活動している介護職の会田様も一緒に参加し、現地の利用者さんと交流しながら季節感のあるスイカ割りや、金魚すくいなどを楽しみました。

●被災地域の視察

これまで継続的に熊本で活動している福島和彦氏の案内で、初めて被災地域を訪問した高校生の視察を行いました。地震発生時のまま時が止まったかのように、倒壊してしまった家屋がそのまま残っている益城町の状況を目の当たりにして、どの学生さんも言葉が出ませんでしたが、とても複雑な心境になりつつも、色々なことを感じ取ったかと思いますので、是非今後の人生で活かしていってもらえたらと思います。

本企画の実施にあたりご協力いただきました九州国際大学付属高校の書道部員の皆さま、長沼龍雲先生、デイサービスくららのスタッフの皆さま、そしてご支援いただいております日本財団様、どうもありがとうございました。


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