今なお余震が続く熊本県、今回は福祉系の有資格者のほか、介護福祉士で現場の経験のある大学の講師も同行し、利用者と会話をしながら朝顔の製作を行いました。最初に健康体操を健康運動指導士の福島和彦氏が担当し、利用者の当日の状態などを聞き取りながら、地震による活動量低下に対応したプログラムを、楽しみながら参加できるよう工夫して実施しました。その後の製作活動は東京の介護福祉士の丸田浩子氏が担当、補助として八戸学院大学講師の小柳達也氏、社会福祉士の宮園崇弘氏が入り、利用者さんと日常的な会話のほか、地震の際の話などをお聞きかせいただきました。利用者さんの一部からは、いまだに続いている余震活動への不安の声も聞かれました。
朝顔はコーヒーフィルターを染めて花びらを作り、それを葉っぱや弦などと組み合わせて作品に仕上げました。利用者さんからは、「綺麗」「何もかも忘れて集中できた」「お部屋に飾りたい」などの声が聞かれました。製作活動後は、介護福祉士の丸田浩子氏による音楽に合わせた体操プログラム。皆さん元気に参加してくださり、笑顔が多くみられました。
今回活動に参加協力してくださったみなさま、制作材料の準備をしてくださった葛飾区の田口様、受け入れにあたり丁寧にご準備いただいたデイサービスくららの皆さま、そしてご支援いただいております日本財団様、誠にありがとうございました。