東日本大震災の復旧・復興支援活動。前回浦戸諸島で島民や関係者の方の声をお聞きした際に、”高齢者の居場所”作りや島民が気軽に集える場の創出が必要不可欠であるとのことで、今回は仮設住宅居住者や在宅の高齢者を対象とした「サロン」を実施することとした。限界集落となってしまっているうえに、福祉サービスなどの社会資源が存在しなく、島民が集うような飲食店も存在しないことから、集いの場の創出→島民同士が復興に向けた島の今後についての話し合いを行う場→復興計画の具体化→復興活動の実施→検証などの一連のサイクルを創っていくことが必要であると考えられた。あくまでも現地の法人のみなさまの協力や、島民のみなさまの協力があってこそではあるが、サロンを通じた居場所つくりを実際に実施しながら検証していく。実施にあたっては、主に高齢者分野をフィールドとするケアマネージャー・社会福祉士・介護福祉士・健康運動指導士が出向き、巡回型のサロン活動を実施。健康を維持する体操プログラムを、自宅でできる内容を多く取り入れて実施。今回の体操プログラム者は、世田谷区の地域包括支援センター職員の滝口啓太氏が担当。昼食は同行した調理師が中心になって、現地の方と協力して作り、体操プログラムの参加者とともに振り返りをしながら一緒に食べる形とした。昼食後は、アルトサックス2本による懐かしい歌の演奏で、回想しながら参加者とともに歌い、楽しいひと時を共有できた。サロン実施にあたり協力して下さった皆さま、どうもありがとうございました。
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