東日本大震災の復旧・復興支援活動。地域によっては外部からのボランティア受付を終了し始めている時期であったが、高齢化や独居世帯が多い地域性などで、今なお瓦礫撤去等の作業ニーズが多く残る、東松島市にて活動

を実施した。活動は東松島市災害ボランティアセンターを通して、沿岸地域の被災した個人住宅を対象に行った。今回活動に参加したチームは福祉従事者及び学習塾の講師、会社員等で組んだ幅広い年齢層のチームで、高齢者のみの世帯で瓦礫撤去等が困難な家庭に出向き、泥かきやビニールハウスの復旧作業を行った。実施した住宅では、津波で大きな被害を受けていたが、高齢者独居世帯のため、ゆか下の泥かきやビニールハウスの復旧などの力仕事はできない状況であった。今回の活動を通じて、ビニールハウス及びその周辺の畑の整備は一定程度目途がつき、生活をするうえで重要となる農作業などの復旧にも寄与することができた。まとまった人数で、分担して行うことで効率よく作業が実施でき、災害ボランティアにおけるチーム力の大切さが感じられる活動であった。終了後は活動のメンバーで反省会を行い、今回の活動についての振り返りや今後の継続的な活動の方向性などについて話し合った。
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