令和5年6月2日に発生した台風2号による豪雨により、被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。愛知県豊川市では台風2号により、人的被害こそなかったものの、河川氾濫、車両冠水、住宅の浸水被害、土砂崩れ、道路陥没、倒木、橋梁通行止め、学校2校の浸水などの甚大な被害が発生しました。今回は120㎝ほどの高さまで浸水した豊川市内の地域において、床上まで浸水したご高齢者のお宅の復旧支援活動のお手伝いをさせていただきました。活動は、先週当法人で参加した、富山県小谷部市災害ボランティアセンターにおける救援活動でご一緒した、N様にお声がけいただき、豊川市災害ボランティアセンター及び災害ボランティア団体であるかわせみ様の活動に協力させていただく形で実施いたしました。かわせみ様は、災害救援に関する高い専門性を持った団体であり、全国各地で救援活動を継続的に実施している団体様です。
【活動内容】
今回は、かわせみ様のリーダーとともに、高齢者のご夫婦が生活する「店舗兼住居」の復旧活動に従事いたしました。一見すると、浸水の大きな被害は見られないお宅でしたが、床上まで浸水した建材等の水分含有量を測定する専用機器で測定したところ、基準を大きく上回る水分量が検出されました。ご依頼主様と協議のうえで、
■浸水により影響を受けた高さほどまで室内の内壁の撤去(壁裏の乾燥及びカビの除去)
■床板の取り外し ※板ごとに番号を振り、後々復旧しやすいように配慮
■床の木材及び室内の養生
■床下の湿った泥の除去
■床下の乾燥
などのお手伝いをさせていただきました。ご依頼主のご夫婦は、見えない壁裏のカビや床下に濡れた泥がたまっている状況に大変驚いておられましたが、今回の活動を通じて再建への一歩を踏み出せたことで大変喜ばれておりました。我々メンバーも、かわせみ様や豊川市災害ボランティアセンター様の活動に参加させていただいたことで、水害支援の在り方など、大きな学びを得ることができました。どうもありがとうございました。
復旧にはまだまだ時間を要する状況でしたが、本日の活動を通じて一定程度復旧を後押しすることができたと思います。ご協力いただいております皆さま、活動にご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
仕事の休日を使っての、小さな小さな社会貢献活動であるため、全国各地で頻発する災害に満足に対応できるわけではございませんが、皆さまからの温かいご支援に感謝しつつ、「誰かのために、何かをし続けること」を今後も継続してゆけたらと考えております。引き続きよろしくお願い致します。
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