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執筆者の写真一歩 小さな

令和5年度 第7回活動「東日本大震災復興支援:ツールド東北の大会ボランティアとして参加活動しました」

 2023年9月17日(日)、東日本大震災の復興支援を目的とする自転車のイベント「ツールド東北」の大会ボランティアとして参加、活動いたしました。


 「ツールド東北」は、東日本大震災から12年以上が経過したいま、震災での出来事の風化と風評を少しでも食い止めることと、全国各地から多くのライダー・ボランティア等が集うことによる、復興の進展や東北沿岸部の魅力の発信、被災地の復興を応援する人の輪を広げることが主な目的となっている復興支援企画です。当日は自転車ライダー2,000人のほか、北は青森県、南は熊本県まで全国から集まったボランティア約700人、その他見物客や地域の方々など、非常に多くの方々が三陸沿岸に集まりました。ライダーたちは、三陸海岸の美しい景観や、震災遺構をみながら、石巻~気仙沼までの最長210kmを走行しました。

 今回は、事故が発生しないように、ボランティアだけでなく、警察や警備会社なども直接加わって企画が実施され、全ライダーが事故なく最後まで完走することができました。


【活動内容】

 我々がお手伝いさせていただいた「神割埼エイドステーション」は石巻と南三陸町の境界に位置した三陸屈指の景勝地に位置し、自転車で走行するライダーたちに、熱中症対策の飲料を提供したり、簡易トイレの管理、食事の提供、安全なルート誘導、会場の設営や撤収などイベント全般のお手伝いをすることが主な活動でした。活動は、早朝5時40分から夕方まで行い、全国から集まったボランティアが、連携しあいながら準備を行い、無事に全サポート業務を終了することができました。


【最後に】

 東北沿岸には、震災で被災した建物をそのまま残した「震災遺構」などが多数整備され、コロナの終息も相まって、外国人を含む多くの観光客が戻りつつあります。しかしながら、全国各地で頻発する各種自然災害や、原発による処理水放出などの影響も想定され、まだまだ多くのご支援と協力が必要であると実感しております。災害は、いつどこにおきるかわかりません。全ての人間にとって決して他人事ではない問題であり、12年前のできごとであっても、決して過去の問題とせず、今なお再建に向けて努力しておられる方がたくさんいること、再建への課題を抱えている人・震災による癒えない傷を抱えながら懸命に生きておられる方々が、たくさんおられることを念頭に置き、今後も様々な形で継続的に支援をさせていただけたらと考えております。

お忙しいところ、早朝からのボランティア活動にご参加いただいた皆様、日頃から当法人の活動にご支援いただいている皆様に、改めて感謝申し上げます。皆様の変わらぬご支援を、どうかよろしくお願い致します。


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